ミッション1染色技術・織物技術の指導

なによりもまずカンボジアの染色を全く知らないので、今までどういう染色・織物をしてきたのか見せてもらう事から始まった。
初めて見た染色方法はとっても伝統的。
手で染料をかき混ぜて素手で糸を染め付ける。糸を均一に染めるためになべに糸を叩きつける。
ボワ〜ン ボワ〜ンとあたりに響き渡る音。そこら中に飛び散る染料。真っ青に染まっていく生徒の手。
いったいどんな染料でこんな色が出るのだろと思い染料を覗き込む。そこにあったのは市場で買ったという化学染料の袋で、なぜかドクロマーク入り。
タイ語で何か書いてあるが誰も読めない。
市場の人の言う通り染色しているのだとか。
手が汚れるのを防ぐ為にという事で市場の人にもっらた白い粉を入れて染色する。

すごく不思議な光景だった。
伝統的な染色方法。
だけど使っているのはなんだか良くわからない化学染料,,,

その後染色した後の廃液を飲んだ鶏が死んだことがあると聞いた。
釜戸の横には今日のご飯が炊かれていた。同じ場所で。染料のついた生徒の手で。

この染料を使い続けていいのだろうか、もっとこの場所にあった染色方法があるのではないかという思いが頭の中に横切った。伝統的な織物を残しながらも、そして生徒たちが自分たちで生計を立てていく為の技術が身に付く方法を考えていかないといけないなと思った。

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